重要文化財 京都府庁旧本館について
京都府庁旧本館は、明治37年(1904年)12月20日に竣工しました。昭和46年まで京都府庁の本館として、また、現在も執務室や会議室として使用されており、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のものです。
平成16年(2004年)12月10日に国の重要文化財に指定されました。
ルネサンス様式に属する建物の外観は、正面の一段高くなった屋根を中心に左右両翼に対称に張り出した形となっており、西洋近世の大邸館をほうふつとさせるものがあります。建物内部には和風の優れた技術が巧みに取り入れられており、内部意匠は建築よりも、むしろ工芸品といった趣さえ感じられます。
- 【旧本館正面】
- 【正庁】
- 【容保桜】
- 京都府庁の敷地にはかつて京都守護職上屋敷がったことから、当時の守護職であった、會津藩主松平容保(まつだいらかたもり)公の名を取って「容保桜(かたもりざくら)」と命名されました。
- 【旧本館内の様子】
- 【中庭】